ブログと地図の連携はCGMの可能性を広げる!?
2007年02月27日/ ◎ブログマーケティングコンシェルジュ
06年11月、Google Mapsを活用した新しいサービス「ウェブリマップ」の配信を始めたBIGLOBE。
地図と融合させることでブログはどこまで進化するのか、その
ブログを活用する新たなCGMサービスの可能性が開けるのか。BIGLOBEパーソナル事業部グループMGの田中栄市郎氏が、
「デジタルARENA」のインタビューに答えている。
――「ウェブリマップ」は、CGMサービスの新しい可能性を示していると思いますが。
「Web2.0を支える技術の普及で、現在では、ユーザー自身が情報発信を行うことが当たり前になってきました。これに呼応するように、ユーザーのナマの声や口コミ情報に対するニーズも
高まっています。「ウェブリマップ」は、この時代の流れのようなものをさらに加速できるのでは
ないかと期待しています。実際に、記事の投稿数も着実に増えているので、追加機能を充実
させることでさらに情報を活性化させていきたいと思っています。この取り組みによって、ブログの
記事に対する反響が今以上に高まるようになれば、CGMサービス全体の活性化にもつながるの
ではないでしょうか。」
――BIGLOBEが目指す次世代のCGMとは?
「ウェブリマップ」もそうですが、こういうCGMサービスはサービスの利用者が育てていくもの
です。そのためには、ブログの書き手が楽しみながら記事作成にとり組める環境を作らなければ
いけないと思います。「ウェブリマップ」の機能を充実させる目的も、そこにあって、ブロガーたちは
自分の書いた記事の反響をこれまで以上に楽しむことが出来るようになります。実際のところ、
楽しみながら記事を作成した方が、情報にリアリティが出ますしね。ユーザーが楽しめる環境を
作り、その上で利便性を向上させることこそ、今後のCGMサービスにとって重要になると
思います。」 (一部抜粋)
このところ、ブログと地図のマッシュアップした新しい口コミ情報サービスが盛んになっており、
その動向が気になる。
ひとり旅、ひとり飯。
2007年02月26日/ ひとり旅関連
26日発売の、20代女性をターゲットにした、スターツ出版「オズマガジン」(NO.405)の特集は、『女をあげるひとり旅』。選りすぐりの7エリアとして、金沢(アートな旅)・倉敷(手仕事にふれる
旅)・京都(古都を体験する旅)・奈良(町屋を訪ねる旅)・伊勢志摩
(心も体もキレイになる旅)・石垣島(なんにもしない旅)・長崎(異国を
感じる旅)が紹介されている。
二期リゾートが運営する「オーベルジュ・川平」あたりは、ひとり旅を
したい女性がすぐ石垣島に飛んでしまいそうな内容。
「落ち着ける空間」「おいしい料理」「ホスピタリティ」の3つの基準でセレクトされた「東京おひとり
さまレストラン」も掲載されている。
読者層は異なるが、エネルギッシュなミドルエイジのための雑誌、日経ホーム出版「日経おとなの
OFF」(3月号)も、特集は「『おひとり様』歓迎の名料理店」。
空閑洋始編集長は、23日の日経MJ紙上で、「何も、常に1人で行動する人が増えているというのではなく、ある時は
夫婦で、ある時は仲間で、そしてある時は1人の、いわば無属性の時間を
楽しむという志向。週末豪華主義など、1人の消費者の多様化が注目
されているが、より細かい時間ハンドリング志向が、『おひとり様』歓迎の
名料理店」人気に表れていると言えるだろう。」、と。
2005年末、流行語大賞にノミネートされ、一躍市民権を得た「おひとり
さま」。会社帰りの特に女性がレストランで1人で食事をしている光景は、東京では珍しくなくなったけれど、
他の都市部でもそうなんだろうか?
20代後半~30代の女性とミドルエイジの男性とでは、「おひとりさま」の志向が異なる気が
するが、男性、女性関係なく、1人になりたい時に適度な距離感でもてなしてくれる、ホテルやレストランが
増えることはいいことだと思う。
「いび茶」とオシム。
2007年02月25日/ ◎地域観光振興コンシェルジュ
25日のasahi.comに「緑茶PRにオシム効果? 岐阜・揖斐川の生産組合」の記事。
岐阜県産の緑茶「美濃いび茶」を栽培する揖斐川町の農事組合法人・桂茶生産組合の直売所に、「イビチャ」の片仮名表記のシールが
登場した。「いび茶」を「イビチャ」にした理由とは―。
元々商社などへの卸が中心だったが、昨年、小売り専門の合同会社・いび茶の里を設立。直売所を
中心に「美濃いび茶」ブランドの商品販売に力を入れ始めた。昨年6月、日本代表監督候補として、
イビチャ・オシム氏の名が挙がると、絶好の「いび茶」のPR機会と捉え、就任前の7月5日、
偶然にも同じ岐阜県でキャンプインしていた、同氏が監督を務めていたジェフ千葉のキャンプ地・
飛騨市に出向き、(イレブンにちなみ)11ケース(1ケース24本)のペットボトル入りのいび茶を
差し入れ、お礼にはっぴにオシム氏からサインをもらった。
直売所の一部の商品に「イビチャ」のシールを張って販売。商標登録も出願した。
シールは、お茶のパッケージになじみやすく筆文字の書体。サッカーボールをデザインしたシールもあるが、こちらは「あくまでお茶を味わってもらいたいので」と、希望者にだけ張って販売している、とのこと。
私の記憶だと、1989年、元号が平成になった際、岐阜に「平成(へなり)」という地名があり(現・関市)、
山以外何もない場所にどっと訪れた観光(?)客が、唯一のお土産「椎茸スナック」が買っていく
現象が起きた。
こういうPR方法は賛否両論を生むが、総じて日本人はこの手の言葉遊びが好きなんだと思う。
合格祈願に、JRの「学(がく)駅」(徳島)や「喜入(きいれ)駅」(鹿児島)の入場券や車輪やレールに
まく「滑り止め用の砂」のお守りや、ネスレ「キットカット」が「きっと勝つ」って売れたりする時代。
味が良くなくては問題だけど、知られてなんぼ。日本監督就任前に「いび茶」を差し入れをした
行動の早さを褒めるべき。
三朝温泉100%化粧水「三朝みすと」。
2007年02月24日/ ◎地域観光振興コンシェルジュ
三朝温泉旅館協同組合(鳥取県三朝町 (東京・築地)の金属半導体触媒成水装置を活用して商品化し、昨年10月に
発売開始した三朝温泉100%の化粧水『三朝みすと』が、口コミなどで
大変な人気らしい。
世界屈指の高濃度ラドン含有量の源泉だけを原料とし、光触媒
フィルターを通して温泉水を改質、肌への浸透力、保湿効果を高め、完全
無添加で敏感肌の人も安心して使えるようにした。
発売後1カ月もたたないうちに当初製造した5千本が完売。生産が
追いつかず、12月下旬に5千本を追加したが、3千本がすぐに予約注文で埋まった。旅館協同組合も「ここまで売れるとは思わなかった」と想定外のヒット商品の誕生を喜んでいる。
依山楼岩崎の『依山楼岩崎だより』でも、『三朝みすと』の人気を伝えている。
三朝温泉の年間宿泊客は、1996年の約55万人をピークに41万人(05年)に落ち込んでいるが、
御舩秀副組合長は、「三朝温泉の品質を高め、温泉地としての足腰を強くして盛り上げていくことが
必要」と、『三朝みすと』の発売以外にも、
■鳥取県第一号の地域ブランド(地域団体商標)「三朝温泉」の認定
■年間5%に満たない広島地域からの誘客を狙い、1月~3月(各月6日間)、広島駅から往復100円の直行バスの運行
■冬季限定の鳥取賀露港、鳥取砂丘を訪れる「買い物かにかに号」、倉吉の元帥酒造や白壁土蔵群を訪れる「ルンルンバス」の運行
など、温泉ブランドの向上、温泉街の再生・活性化に果敢にチャレンジしている。
■『人気赤丸急上昇中の「三朝みすと」ってなに?』(2/13 エキサイトニュース)
地元・岐阜の新名物「美濃薬膳」。
2007年02月24日/ ◎地域観光振興コンシェルジュ
20日の中日新聞に地元・岐阜の『「美濃薬膳」が女性に人気 宿泊客の増加に一役』の記事。
岐阜長良川温泉旅館協同組合が、「鵜飼いのシーズンだけで
なく、オフシーズンでも来たいと思ってもらえ、全旅館で取り
組める商品」を模索し、岐阜薬科大学薬草園園長の田中俊弘教授
と、独自ブランド「美濃薬膳」を開発。
日本の本州のほぼ中央にあり、南北の標高差3000mの変化に富んだ地形に恵まれ、600種以上の
薬草が確認されている「薬草の宝庫・岐阜」の地域性を生かし、伊吹山や御嶽山などに繁殖し、疲労
回復・滋養強壮などに効くといわれる薬草を多用。使用食材は、一般の会席料理に比べ2倍近い120種
以上盛り込んでいる。
現在、岐阜グランドホテル、すぎ山、十八楼、ホテルパークが美濃薬膳を提供。岐阜グランドホテル・二村利一和食調理部長は、「美濃薬膳を目的に訪れる人が増えてきた」と、知名度アップを肌で
感じている。
また、伊藤善男理事長(十八楼社長)は、「さらなる向上を目指し、時間をかけて差別化を図って
いきたい。長良川河畔だけでなく、まち全体で真剣にブランドづくりに取り組むべきだ」と
話している、という記事内容。
長良川温泉は、岐阜城のある金華山の麓の温泉街で、5月から10月までの間、1300年の歴史を
持つ、清流・長良川の御料(皇室御用)鵜飼を楽しめるが、鵜飼シーズン以外の集客が長年、
課題とされてきた。
ライバルは隣のホテルじゃない。他の地域、海外がライバル。
地域の魅力は1つだけじゃない。隠れている美点を見つけ出し、さらなる地域ブランドをつくっていく努力は、観光振興にとって1番大切なことだと思う。
「沖縄の地域ブログが急成長・・・」(ITproより)
2007年02月21日/ 「地域ブログ」コンシェルジュ
「ITpro」に、「沖縄の地域ブログが急成長、口コミ効果で特産品1万個販売」の記事。
『沖縄県の地元密着型ブログである「てぃーだブログ」が拡大を
続けている。運営するのはシステム開発事業などを展開する
シーポイント(静岡県浜松市)。ブログ開設者(ブロガー)数は
約1万3500人(2月19日時点)、月間約1500万ページビュー
(1月)で、大手ブログサービスに比べれば数十分の一の規模だが、
積極的な利用者が多く、毎日2割程度の人が日記を更新している。
05年3月の開設からわずか3カ月で沖縄県内で最もアクセスが多いウェブサイトに育ち、
今も新聞社などを抑えてこの座を守り続けている。
てぃーだブログでは、ブログ開設者の6~7割が沖縄県内在住者なのに対して、閲覧者は県外
からが6割程度を占める。県内の情報交換だけではなく、「沖縄からの情報発信につながっている」
(野澤浩樹社長)というわけだ。
利用者と運営者の間の一体感も強い。今年1月29日から30日にかけて、定期メンテナンス作業中に
トラブルが発生し、約24時間にわたって、てぃーだブログにアクセスできなくなった。この時も、「2日間
寝てないんじゃないか」「今は沖縄を離れているが、てぃーだブログでつながっている気がして
うれしい」といったスタッフへの励ましのコメントが多数寄せられた。
■沖縄の特産品情報を口コミで発信
てぃーだブログの口コミ効果は絶大だ。沖縄本島北部にある大宜味村名産のシークヮーサー
(かんきつ類の果物)を使った万能調味料「笑味(えみ)たれ」は、地元で細々と販売されていたが、
口コミで人気に火が付いた。てぃーだブログで「おいしい」とレシピなどが紹介されるようになり、
ネット通販開始から5カ月で約1万本を販売した。これをきっかけに、県外のスーパーや百貨店など
でも販売されるようになった。
野澤社長は浜松市出身だが大の沖縄ファンで、04年9月に沖縄支店を開設した。当初は失敗続きだったという。本州でネット通販業者を支援する事業を展開しており、沖縄でも同様の事業を展開しようとした。
しかし、「沖縄のネット通販サイトを1000ぐらい探して案内状を出したが、まったく反応が
なかった」(野澤社長)という。
そこで、野澤社長はまず人が集まるウェブサイトを作ってから、物販に結び付けようと考えた。当時
流行していたSNSではなく、ブログにこだわった。「SNSで沖縄の人が1000人集まっても、
それ以上の広がりはない。SNSはあくまで地域内でのやり取りだが、口コミやヒット商品を
生むには地域外の人も呼び込む必要があり、ブログのほうが適切だと考えた」(野澤社長)
「沖縄の情報は、沖縄から発信しよう」という野澤社長の理念から、サービス提供用のサーバーも
沖縄に設置している。野澤社長はてぃーだブログ開設当初にこうした考えを自分のブログに書き綴った。
これに共鳴して徐々に集まったブロガーたちが、現在はてぃーだブログのヘビーユーザーになっている。
他の大手ブログサービスからてぃーだブログに「移籍」したブロガーも多かった。
■名古屋、宮崎などの地域ブログも開設
こうした地域密着型ブログについて、野澤社長は「沖縄だけではなく、地元意識が強い地域なら
どこでも成立する」と断言する。05年10月に開設した静岡県浜松市の「はまぞう」は既に月間
約1300万ページビュー(今年1月)に達し、県内最大級のサイトに成長した。1月から2月にかけて、
名古屋、播磨、宮崎、長野でも、相次いで地域ブログのサービスを始めている。』
(2/21 日経情報ストラテジー・清嶋 直樹)
地域ブログの今後の成り行きに、目が離せない。
『沖縄県の地元密着型ブログである「てぃーだブログ」が拡大を続けている。運営するのはシステム開発事業などを展開する
シーポイント(静岡県浜松市)。ブログ開設者(ブロガー)数は
約1万3500人(2月19日時点)、月間約1500万ページビュー
(1月)で、大手ブログサービスに比べれば数十分の一の規模だが、
積極的な利用者が多く、毎日2割程度の人が日記を更新している。
05年3月の開設からわずか3カ月で沖縄県内で最もアクセスが多いウェブサイトに育ち、
今も新聞社などを抑えてこの座を守り続けている。
てぃーだブログでは、ブログ開設者の6~7割が沖縄県内在住者なのに対して、閲覧者は県外
からが6割程度を占める。県内の情報交換だけではなく、「沖縄からの情報発信につながっている」
(野澤浩樹社長)というわけだ。
利用者と運営者の間の一体感も強い。今年1月29日から30日にかけて、定期メンテナンス作業中に
トラブルが発生し、約24時間にわたって、てぃーだブログにアクセスできなくなった。この時も、「2日間
寝てないんじゃないか」「今は沖縄を離れているが、てぃーだブログでつながっている気がして
うれしい」といったスタッフへの励ましのコメントが多数寄せられた。
■沖縄の特産品情報を口コミで発信
てぃーだブログの口コミ効果は絶大だ。沖縄本島北部にある大宜味村名産のシークヮーサー
(かんきつ類の果物)を使った万能調味料「笑味(えみ)たれ」は、地元で細々と販売されていたが、
口コミで人気に火が付いた。てぃーだブログで「おいしい」とレシピなどが紹介されるようになり、
ネット通販開始から5カ月で約1万本を販売した。これをきっかけに、県外のスーパーや百貨店など
でも販売されるようになった。
野澤社長は浜松市出身だが大の沖縄ファンで、04年9月に沖縄支店を開設した。当初は失敗続きだったという。本州でネット通販業者を支援する事業を展開しており、沖縄でも同様の事業を展開しようとした。
しかし、「沖縄のネット通販サイトを1000ぐらい探して案内状を出したが、まったく反応が
なかった」(野澤社長)という。
そこで、野澤社長はまず人が集まるウェブサイトを作ってから、物販に結び付けようと考えた。当時
流行していたSNSではなく、ブログにこだわった。「SNSで沖縄の人が1000人集まっても、
それ以上の広がりはない。SNSはあくまで地域内でのやり取りだが、口コミやヒット商品を
生むには地域外の人も呼び込む必要があり、ブログのほうが適切だと考えた」(野澤社長)
「沖縄の情報は、沖縄から発信しよう」という野澤社長の理念から、サービス提供用のサーバーも
沖縄に設置している。野澤社長はてぃーだブログ開設当初にこうした考えを自分のブログに書き綴った。
これに共鳴して徐々に集まったブロガーたちが、現在はてぃーだブログのヘビーユーザーになっている。
他の大手ブログサービスからてぃーだブログに「移籍」したブロガーも多かった。
■名古屋、宮崎などの地域ブログも開設
こうした地域密着型ブログについて、野澤社長は「沖縄だけではなく、地元意識が強い地域なら
どこでも成立する」と断言する。05年10月に開設した静岡県浜松市の「はまぞう」は既に月間
約1300万ページビュー(今年1月)に達し、県内最大級のサイトに成長した。1月から2月にかけて、
名古屋、播磨、宮崎、長野でも、相次いで地域ブログのサービスを始めている。』
(2/21 日経情報ストラテジー・清嶋 直樹)
地域ブログの今後の成り行きに、目が離せない。
乳幼児連れをターゲットにした旅館の登場。
2007年02月19日/ 旅行トレンド
育児で疲れた体を温泉にゆっくりつかって、癒やしたい-と熱望する母親に、うれしい旅館が
増えている。乳幼児連れをターゲットにした温泉旅館が次々と登場、大人も子供も赤ちゃんも、
気軽に温泉を楽しめる工夫が始まっている。
■専門サイトから
館内にある高価な調度品を壊さないかと、子供の一挙一動に
ハラハラしたあげく、おむつを切らして大騒ぎ…。さらには温泉の温度
や成分が子供の肌に合わずに入れずじまいなど、温泉地で遭遇する
苦労から、乳幼児を連れての温泉旅行は敬遠されてきた。
東京都荒川区の主婦、古賀恭子さん(34)は昨年12月、2歳の長男と同い年の子供を持つ友人の4人で、栃木・那須高原の温泉旅館
「山水閣」の温泉を堪能した。山水閣は昭和初期に立てられた木造
建築の宿で、しっとりとした風情が漂う。
古賀さんらは「離れ」に宿泊。室内にはおむつとおしりふきが常備され、露天風呂は貸し切り、廊下を
走っても、ほかの旅館客に気兼ねすることはなかったという。古賀さんは「息子は喜んで廊下を走り
回っていました。母親が開放的な気分になると、子供にも移って楽しい気分になったようです」と
満足そうだ。
古賀さんが利用したのは、P&Gなどの情報サイト「womama(ウーママ)」に寄せられた「子供を
連れて行くといやな顔をされるかも」などの声をヒントに、JTBが商品化した「womama(ウーママ)
温泉」プラン。趣旨に賛同した山水閣ら5つの温泉旅館が参加している。
■独自色競う
旅館をまるごと赤ちゃん連れ対応に切り替えるところも出始めている。
仙台市の秋保温泉にある「蘭亭」では2年前から乳幼児連れ向けの和室を用意。安全と衛生に配慮
して、電気コンセントにはカバーをつけ、おむつ専用のゴミ箱を設置。調乳ポットも事前に申し込みが
あれば備え付ける。子供用便座と子供用歯磨きセットもある。
もともと宿泊者の7割が女性という同旅館。「赤ちゃん連れのお客さまに喜ばれるサービスは
何だろうと考えるうちに、思いつきました」と松田久マネジャーは説明する。
兵庫・有馬温泉の旅館「元湯龍泉閣」も、5年ほど前から子供向けの設備や付属品を充実させ、
「お子さまに優しい宿」に変身した。約1000冊の絵本やオモチャが並ぶキッズルームを館内に設置。
子供用サイズ別オリジナル浴衣や甚平を新たに作り、おむつやお尻ふきなどの赤ちゃんグッズも売店で
扱う。その結果、生後6カ月ぐらいから来館する親子が増えた。
社長の当谷逸郎さん(33)も3歳と、1歳の双子の男児がいる父親で「子供のために、こんな温泉
旅館があったらいいな」を実践しているという。両館とも館内の設備を詳しくホームページ上に掲載し、
旅行前の不安や疑問に答えている。
■温泉好き世代
日本温泉協会によると、昭和60年代の露天風呂、高級和風旅館ブームにより、若い女性客が温泉旅館の主要顧客になった。その世代が母親になるとともに、部屋付きの露天風呂が多く作られるようになり、
最近は小さな子供のいる家族にも対応できるところが増えた。一方で、「乳幼児お断り」をはっきりと
掲げ“大人の宿”として差別化を図るところもあるという。
布山裕一事務局長は「温泉好きの若い女性が母親になれば、子供を連れて温泉に行きたいと
思うのは当然。バブル崩壊後、客単価が落ち、それぞれの旅館が付加価値をあげようと工夫を
凝らすうちに、赤ちゃん連れなど個別のニーズに応える旅館が増えたのでは」と話している。
(2/18 産経新聞・村島有紀)
リゾート施設の「再生請負人」として、次々と実績を上げてきた星野リゾートの星野佳路社長は、
「家族連れ」が本当に求めるサービス提供の徹底を行っている。
「『家族旅行の目的とは何か』、『家族にとって旅行はどういう役割を果たすのか』、『そもそも家族
とは何なのか』と根本から考え直してみることが、“本質に戻る”ということになる。すると、
これまで行ってきたサービスの中で実は必要とされていないものが見えてくる。そうして
不要な部分を削ぎ落としていけば、自分たちが変革すべき方向が見えてくるのです」(@typeより)
私も1歳になる子供がいるが、昨年家族で温泉旅館に行った際、子供から目が離せないため、折角の
部屋出しの料理を夫婦交互で食べる羽目になった。正直、乳幼児連れの旅行は億劫だとも感じた。
しかし、そういうところに大人、子供ともに気軽に楽しめる要素があれば、需要は必ず伸びるはずで
ある。
増えている。乳幼児連れをターゲットにした温泉旅館が次々と登場、大人も子供も赤ちゃんも、
気軽に温泉を楽しめる工夫が始まっている。
■専門サイトから
館内にある高価な調度品を壊さないかと、子供の一挙一動にハラハラしたあげく、おむつを切らして大騒ぎ…。さらには温泉の温度
や成分が子供の肌に合わずに入れずじまいなど、温泉地で遭遇する
苦労から、乳幼児を連れての温泉旅行は敬遠されてきた。
東京都荒川区の主婦、古賀恭子さん(34)は昨年12月、2歳の長男と同い年の子供を持つ友人の4人で、栃木・那須高原の温泉旅館
「山水閣」の温泉を堪能した。山水閣は昭和初期に立てられた木造
建築の宿で、しっとりとした風情が漂う。
古賀さんらは「離れ」に宿泊。室内にはおむつとおしりふきが常備され、露天風呂は貸し切り、廊下を
走っても、ほかの旅館客に気兼ねすることはなかったという。古賀さんは「息子は喜んで廊下を走り
回っていました。母親が開放的な気分になると、子供にも移って楽しい気分になったようです」と
満足そうだ。
古賀さんが利用したのは、P&Gなどの情報サイト「womama(ウーママ)」に寄せられた「子供を
連れて行くといやな顔をされるかも」などの声をヒントに、JTBが商品化した「womama(ウーママ)
温泉」プラン。趣旨に賛同した山水閣ら5つの温泉旅館が参加している。
■独自色競う
旅館をまるごと赤ちゃん連れ対応に切り替えるところも出始めている。
仙台市の秋保温泉にある「蘭亭」では2年前から乳幼児連れ向けの和室を用意。安全と衛生に配慮
して、電気コンセントにはカバーをつけ、おむつ専用のゴミ箱を設置。調乳ポットも事前に申し込みが
あれば備え付ける。子供用便座と子供用歯磨きセットもある。
もともと宿泊者の7割が女性という同旅館。「赤ちゃん連れのお客さまに喜ばれるサービスは
何だろうと考えるうちに、思いつきました」と松田久マネジャーは説明する。
兵庫・有馬温泉の旅館「元湯龍泉閣」も、5年ほど前から子供向けの設備や付属品を充実させ、
「お子さまに優しい宿」に変身した。約1000冊の絵本やオモチャが並ぶキッズルームを館内に設置。
子供用サイズ別オリジナル浴衣や甚平を新たに作り、おむつやお尻ふきなどの赤ちゃんグッズも売店で
扱う。その結果、生後6カ月ぐらいから来館する親子が増えた。
社長の当谷逸郎さん(33)も3歳と、1歳の双子の男児がいる父親で「子供のために、こんな温泉
旅館があったらいいな」を実践しているという。両館とも館内の設備を詳しくホームページ上に掲載し、
旅行前の不安や疑問に答えている。
■温泉好き世代
日本温泉協会によると、昭和60年代の露天風呂、高級和風旅館ブームにより、若い女性客が温泉旅館の主要顧客になった。その世代が母親になるとともに、部屋付きの露天風呂が多く作られるようになり、
最近は小さな子供のいる家族にも対応できるところが増えた。一方で、「乳幼児お断り」をはっきりと
掲げ“大人の宿”として差別化を図るところもあるという。
布山裕一事務局長は「温泉好きの若い女性が母親になれば、子供を連れて温泉に行きたいと
思うのは当然。バブル崩壊後、客単価が落ち、それぞれの旅館が付加価値をあげようと工夫を
凝らすうちに、赤ちゃん連れなど個別のニーズに応える旅館が増えたのでは」と話している。
(2/18 産経新聞・村島有紀)
リゾート施設の「再生請負人」として、次々と実績を上げてきた星野リゾートの星野佳路社長は、
「家族連れ」が本当に求めるサービス提供の徹底を行っている。
「『家族旅行の目的とは何か』、『家族にとって旅行はどういう役割を果たすのか』、『そもそも家族
とは何なのか』と根本から考え直してみることが、“本質に戻る”ということになる。すると、
これまで行ってきたサービスの中で実は必要とされていないものが見えてくる。そうして
不要な部分を削ぎ落としていけば、自分たちが変革すべき方向が見えてくるのです」(@typeより)
私も1歳になる子供がいるが、昨年家族で温泉旅館に行った際、子供から目が離せないため、折角の
部屋出しの料理を夫婦交互で食べる羽目になった。正直、乳幼児連れの旅行は億劫だとも感じた。
しかし、そういうところに大人、子供ともに気軽に楽しめる要素があれば、需要は必ず伸びるはずで
ある。
苦戦する神戸空港。
2007年02月18日/ ◎地域観光振興コンシェルジュ
国内97番目の空港にして、第3種空港(地方的な航空運送を確保するため必要な飛行場)では、日本初の市営空港(神戸市が建設・運営)・神戸空港(愛称「マリンエア」)が16日、開港1周年を迎えた。
神戸市は当初、初年度の年間旅客数を319万人と予測したが、実際
には目標に約50万人届かない270万人(85%)にとどまる見通し。
また、開港から今年1月末までの平均搭乗率は61%と、航空会社の
採算ライン60%をわずかに超えたが、11月以降は50%台。1月の搭乗率は開港以来最低の53%と
採算ラインを割り込んでいる。
札幌(72%)、羽田(70%)、沖縄(56%)と主要3路線は比較的堅調だが、新潟、仙台、熊本、
鹿児島の地方4路線は30~40%台と低迷。全日空は、新潟、熊本両路線の休止を決めた。
また神戸市は、空港島83ha(現在の売却対象は約25ha)の土地売却などで建設費を賄う計画
だったが、これまでに売れたのはレンタカー会社への0.3haのみ。開港後は動きがない。
(2/16 神戸新聞)
「空港ができたら旅客が来ると考えるのは単純すぎる。もっと努力が必要だ」と、昨年9月、
空港活性化を考える会議で旅行会社の1人が市に強く迫った。
関西3空港(伊丹・関空・神戸)の06年の国内線搭乗者数は約2483万人で、前年対比81万人
(3.4%)増。しかし、全国的な航空旅客の伸び(1~2%)を考えると神戸の“開港効果”は大きくない。
旅客を関西3空港で奪い合う結果になった。
旅行会社の担当者は「3空港は『住み分け』ではなく、『競争』関係。市がPRなどに積極的に
取り組まないと、今後、太刀打ちできなくなる」と指摘する。(2/16 読売新聞)
●神戸市内のホテルの稼働率は、平均6.2ポイント増。「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」
では、昨年2月から今年1月までの就航先の都道府県別来客数は、沖縄が前年の178%まで伸びた
のを最高に、7都道府県(北海道・宮城・東京・新潟・熊本・鹿児島・沖縄)平均で約3割の増加で、
「一定の開港効果はあったといえる」と回答。
●主要交通機関神戸新交通ポートアイランド線(愛称「ポートライナー」)の1日あたりの利用者数が約4万9千人(06年2月~12月 前年対比34%増加)。
●空港へのリムジンバスは、姫路や淡路島など6系統が撤退。
●02年、約160億円の累積赤字を抱えて休止後、空港開港に伴い、市が「維持費の安い船に変え
れば、休止前の最低水準の月4万人利用でも採算はとれる」と説明し、運航を再開した高速船
「神戸‐関空ベイ・シャトル」は、7ヶ月間で約11万8千人(1ヶ月平均1万7千人)と目標の4割、
採算ラインの半分も割っている(神戸市は15日、同社支援のため07年度2億3700万円の補助金を
計上)。
●タクシー運行回数も予想の25%弱、レンタカー会社7社も苦戦が目立つ(2/17 神戸新聞)。
●就航7都市から神戸を訪れた人の目的は「ビジネス」が56%で、「観光」は17%にすぎず、
神戸市内で宿泊したのは半数未満の47%、同市内を観光した人も24%(神戸新聞社が今月
実施の乗客アンケート調査)。
現状、開港が観光にもたらした効果が低いといわざるを得ない。
読売新聞が兵庫県内主要企業100社を対象にアンケートで、
●出張などで主に利用する交通機関は、航空機との併用も含めて「新幹線」(74社)。「神戸空港」
(16社)、「関西、伊丹空港」(28社)。神戸空港を使わない理由は「便数が少ない」「交通の便が
悪い」など。
●地元経済への好影響について、71社が「ない」と回答。「ある」と答えた15社は「観光客が増えた」 (3社)、「ホテルの稼働率がアップ」(2社)と回答。
●神戸市の需要予測には、54社が「そこまでの需要はなく、予測には無理がある」と回答。
「需要はあるが、掘り起こせていない」が19社。
●関西に3空港が必要かどうかでは、「必要ない」が「あまり」と「全く」を合わせて7割近く。(昨年2月の
アンケートでは、同様の質問で「必要ない」との回答は29%で、半数近くが「わからない」と回答。)
●空港島83haの土地売却について、神戸市の2社と阪神間の1社が「多少関心はある」と回答。
地元企業の同空港利用が進まず、冷めた目で見ている実態が浮かび上がったと報じている。
(2/10 読売新聞)
『週刊ダイヤモンド』(ダイヤモンド社)の全国・市「倒産危険度」ランキング(06年8月26日号)・
1位。『ザ・ファクタ』(06年8月号)の「住民1人あたり潜在債務ランキング」で3位にランクインして
しまっている神戸市。
06年9月、「J‐CASTニュース」が神戸市行財政局財政部財務課に問い合わせたところ、
「震災があったため、公債費の使用が膨らんでいたのは事実。ただし、直ちに倒産するとは思っていないし、倒産するような赤字に至るような状況ではない。市も市債残高の削減や職員の人件費削減などで、倒産しないように努力しています。『週刊ダイヤモンド』の計算には問題があるし、
そのような指摘も実際にしました。」という回答。
神戸市長は、15日の記者会見で「地方路線のダイヤが窮屈だった。もう少しゆったりしていたら
・・・」と路線減少の原因を苦々しく説明したというが、本当にそれだけが原因なのか。いずれにせよ
市の『ハコモノ』依存と需要予測と現実、そして2年目。今後、観光振興やそれ以外のさまざまな
角度からの検証が必要だと思う。
駅貼りポスターの矢部さん。
2007年02月17日/ 女流書道家・矢部澄翔さん
私とは無縁な雑誌だが、講談社の女性誌『FRaU』(フラウ)が13日、月刊化し新創刊され、小西真奈美、広末涼子、SHIHO、DJの秀島史香、
作家の角田光代など「新創刊を応援してくれた11人」の1人として
女流書道家の矢部澄翔さんが、リニューアルOPENされたウェブサイト
「FRaU わたし、フラウ.com」に出ている。「女を楽しむための
テーマ」を11人が「○○、○○、わたし、フラウ。」と表現している。
「ラジオ、旅、わたし、フラウ。」(小西真奈美)
「野菜、映画館、わたし、フラウ。」(広末涼子)
「お茶、サーフィン、わたし、フラウ。」(SHIHO)
「デパ地下、銭湯、わたし、フラウ。」(秀島史香)
「料理、ミステリー、わたし、フラウ。」(角田光代)
・・・。そして気になる矢部さんは、「フラメンコ、BLOG、わたし、フラウ。」
!?・・・フラメンコは初耳だったが、先週フツーに会った本人を恵比寿駅や銀座駅の駅貼りポスターや
ウェブサイトで見るのは、とても不思議な気分。
14日の日経MJ「ブームの予感」の『書はアート 若手躍動』でも矢部さんは、國重友美さん、
華雪さん、武田双雲・武田双龍兄弟らとともに「若手書家」として紹介されている。
『伝統的な「書」の世界で20~30代の若手書家たちが新風を巻き起こしている。独自に考案した
漢字や、観客の目の前で描くパフォーマンス書道など従来のイメージを覆す新しい試みが若者から
の支持を集め、若手書家の書道教室に通う人も増えてきている。パソコンや携帯電話の普及で手書きで
文字を書く習慣が減る一方で、自己表現の手段やアートとしての書の世界が見直されている。
(中略)店舗プロデュースなどビジネスに進出する若手書家も出たきた。3月開業のショッピングセンター
「流山おおたかの森S・C」(千葉県流山市
専門店「アトリアン」。同店チーフデザイナーを務めるのが、矢部澄翔さん。
店名や商品デザインを筆文字で手掛けるほか、アトリアンの企画段階から店舗開発に携わった。
矢部さんはアパレルやマスコミ関連企業で勤務した後、書家として独立。04年にはブログを開設し、
活動内容や作品を公開するなど、「知名度を上げるためのマーケティングにも力を入れてきた」。
昨年11月にはスペインでパフォーマンス書道を披露した。
(中略)写真や音楽などに比べて、「書の世界は閉鎖的だった」とある若手書家は話す。インターネットやパフォーマンスなどを通じて作品を発表する若手書家の活動をきっかけに、書の世界に親しみを
持つ人が今後増えそうだ。』
う~ん、今年は矢部さんのブレイクと「書ブーム」が来るか~!?
■女流書道家 矢部澄翔HP 「書で想いを、伝えたい・・・」 http://www.yabe-chosho.com/
■ブログ 「design your smailes☆書道で愉しむ感動LIFE!」 http://ameblo.jp/chosho/
近畿日本ツーリスト「カシャ旅予約」。
2007年02月16日/ 旅行業界のマーケティング
決済する。近畿日本ツーリスト(以下:KNT)の「カシャ旅予約」
はパンフレットの閲覧性と携帯電話の利便性を組み合わせた
サービス。店舗が閉まった後など、いつでもどこでも旅行を
予約でき、20歳代に支持されている。
インターネットを通じた旅行の予約は、楽天トラベルなどネット専業大手が市場を牽引してきた。一方、
旅行大手は店頭でパンフを使って説明するスタイルが主流。KNTは強みであるパンフを生かしつつ、ITの利便性をいかに取り入れるか模索。その答えが携帯電話の活用だった。
パンフにはパックツアー内容と説明とともに二次元バーコードを掲載。携帯電話のカメラで読み取ると、
KNTの携帯サイトに移動し、空室を確認したうえで予約・決済ができる。
携帯電話を使った旅行商品の販売はほかにもあるが、専用商品を販売するケースがほとんどで、
売り切れの場合も少なくない。KNTは店頭で販売する商品と同じメーンサーバーで一元管理し、店頭に
来る消費者と同じ条件で予約できる。
利用場面としてイメージしたのは「グループで喫茶店に集まり、わいわい話しながら旅行のプランを決め、その場で予約・決済するシーン」。グループで集まって、店頭に行くのは難しい。仲間の1人が
持参したパンフを見ながら、旅行の相談をし、予約も済ませるニーズは高いと判断した。
パンフならではの閲覧性が強み。パソコンを通じて予約する場合は、検索するなどで絞り込む必要が
ある。カメラで写すだけで、希望商品のサイトが表示される利便性は高い。店頭でスタッフの話を
聞いた後、自宅で予約することも可能。
パンフを置けば、そこがすぐに店頭に早変わりするので、販路拡大の武器にもなる。06年7月から
サークルKサンクスの約3300店舗でパンフを配布している。
同年10月には中日本高速道路と提携。中部地方の一部サービスエリアにパンフを設置した。SAに
立ち寄った顧客が、パンフを見ながらその日の宿泊先を予約することができる。
利用者は20歳代が圧倒的に多いという。利用時間は夜7時以降が多く、店舗とは補完関係に
なっている。06年の売上高は約1億円。今年は3億円を目指す。
富士キメラ総研によると、ネットを利用した旅行予約の05年の市場規模は前年比13%増の
7550億円。06年はさらに拡大した模様だ。「店頭、パソコンに続く販売チャネル」である携帯電話
での旅行予約は、ネット予約の普及に弾みをつけるとみられる。
(2/12 日経MJ「新発想で勝負」町田猛)
「フラガールと夕張と」。
2007年02月14日/ ◎地域観光振興コンシェルジュ
12日の日経新聞「核心」の、論説副主幹・土谷英夫氏の「フラガールと夕張と」のコラムが、とても
興味深かった。
今年1月、「第49回ブルーリボン賞」で作品賞、女優主演賞
(蒼井優)、女優助演賞(富司純子)の3冠を受賞した映画
『フラガール』は、会社のフラダンサー募集に応募しプロを
目指した炭鉱町の少女らが翌年のオープニングの舞台を踏む
までを、涙と笑いで描いた実話で、観客動員110万人、興収
14億円の大ヒットとなった。
舞台は福島県いわき市・「常磐ハワイアンセンター」
(現:「スパリゾートハワイアンズ」)。
地図はこちら
いわき市・北茨城市一帯の常磐炭田は本州一の出炭量を
誇ったが、戦後の高度成長時代に石油へのエネルギー転換が進み次々と閉山に迫られた。炭鉱を経営していた常磐炭砿(現・常磐
興産)は、起死回生策を探っていた。経営幹部が当時の行って
みたい外国ナンバー1のハワイに着目。厄介物とされていた地下湧水を温泉に活用するという
「逆転の発想」で、「夢の島ハワイ」をイメージしたリゾート施設「常磐ハワイアンセンター」が
1966年誕生した。
「スパリゾートハワイアンズ」は、開場以来の入場者数が5千万人の大台を超え、最近は映画効果で
過去最高に近い入場者数を記録している。
一方、「炭鉱から観光へ」に失敗した北海道夕張市。かつて人口10万人を超えた人口は1万人台に
減り、返さなければならない借金353億円がのしかかる。うち半分強の186億円が観光事業での
累積債務。活路を求めた投資が逆に市財政の首を絞める結果となった。
何が明暗を分けたのか。一方は民間企業、他方は役所だから―と簡単には決めつけられない。
北海道観光の目玉の1つになった「旭山動物園」は旭川市の市営である。日本最北の動物園として
1964年開園。当初40万人ほどであった年間入園者数は83年の59万7千人をピークに減少に転じた。
94年には、ゴリラ、サルが寄生虫による感染症で死亡する事態に襲われ、途中閉園に追い込まれ、
入園者減少に拍車をかけた。96年には約26万人まで減少。
これを打開すべく、野生動物の「すごさ」をお客にも伝えたいと、動物の見せ方に知恵を絞り、「行動
展示」を実現する施設づくりに着手。毎年のように新施設をオープンさせ、05年、前年比55万人増の
入場者数200万人を記録した。
土谷氏はこう結んでいる。
「窮すればすなわち変じ、変すればすなわち通ず」(『易経』)。
地域や組織の再生にもあてはまりそうだ。窮しただけでは通じない。肝心なのはどう変わるか。
広い意味での消費者の心をつかむ変身ができるかどうか。常磐のハワイ、旭山の行動展示は、
それに成功した。
夕張市の新たな再生物語が始まるのか。夕張の変身ぶりを見守りたい。
易経の言葉は、もし、何かで悩んで苦しんでいたら、何かを変えなければそこから脱することは
できない。しかし、悩んで悩んで、どうしようなくなった時、変化が生じて、道が開けるということを
言っている。
何かが変わるほど苦しむと、自ずと道は開ける、と。深い言葉だ。
興味深かった。
今年1月、「第49回ブルーリボン賞」で作品賞、女優主演賞(蒼井優)、女優助演賞(富司純子)の3冠を受賞した映画
『フラガール』は、会社のフラダンサー募集に応募しプロを
目指した炭鉱町の少女らが翌年のオープニングの舞台を踏む
までを、涙と笑いで描いた実話で、観客動員110万人、興収
14億円の大ヒットとなった。
舞台は福島県いわき市・「常磐ハワイアンセンター」
(現:「スパリゾートハワイアンズ」)。
いわき市・北茨城市一帯の常磐炭田は本州一の出炭量を
誇ったが、戦後の高度成長時代に石油へのエネルギー転換が進み次々と閉山に迫られた。炭鉱を経営していた常磐炭砿(現・常磐
興産)は、起死回生策を探っていた。経営幹部が当時の行って
みたい外国ナンバー1のハワイに着目。厄介物とされていた地下湧水を温泉に活用するという
「逆転の発想」で、「夢の島ハワイ」をイメージしたリゾート施設「常磐ハワイアンセンター」が
1966年誕生した。
「スパリゾートハワイアンズ」は、開場以来の入場者数が5千万人の大台を超え、最近は映画効果で
過去最高に近い入場者数を記録している。
一方、「炭鉱から観光へ」に失敗した北海道夕張市。かつて人口10万人を超えた人口は1万人台に
減り、返さなければならない借金353億円がのしかかる。うち半分強の186億円が観光事業での
累積債務。活路を求めた投資が逆に市財政の首を絞める結果となった。
何が明暗を分けたのか。一方は民間企業、他方は役所だから―と簡単には決めつけられない。
北海道観光の目玉の1つになった「旭山動物園」は旭川市の市営である。日本最北の動物園として
1964年開園。当初40万人ほどであった年間入園者数は83年の59万7千人をピークに減少に転じた。
94年には、ゴリラ、サルが寄生虫による感染症で死亡する事態に襲われ、途中閉園に追い込まれ、
入園者減少に拍車をかけた。96年には約26万人まで減少。
これを打開すべく、野生動物の「すごさ」をお客にも伝えたいと、動物の見せ方に知恵を絞り、「行動
展示」を実現する施設づくりに着手。毎年のように新施設をオープンさせ、05年、前年比55万人増の
入場者数200万人を記録した。
土谷氏はこう結んでいる。
「窮すればすなわち変じ、変すればすなわち通ず」(『易経』)。
地域や組織の再生にもあてはまりそうだ。窮しただけでは通じない。肝心なのはどう変わるか。
広い意味での消費者の心をつかむ変身ができるかどうか。常磐のハワイ、旭山の行動展示は、
それに成功した。
夕張市の新たな再生物語が始まるのか。夕張の変身ぶりを見守りたい。
易経の言葉は、もし、何かで悩んで苦しんでいたら、何かを変えなければそこから脱することは
できない。しかし、悩んで悩んで、どうしようなくなった時、変化が生じて、道が開けるということを
言っている。
何かが変わるほど苦しむと、自ずと道は開ける、と。深い言葉だ。
「場貸しモデル」宿泊予約サイトの相次ぐ開設。
2007年02月12日/ 旅行・宿泊予約サイト
大手旅行各社がインターネット上に、国内旅行向けの新たな宿泊予約サイトを相次いで開設している。
料金は宿泊施設側が自由に設定し、直接販売するのが特徴だ。顧客は24時間いつでも予約を
入れることが可能で、宿泊日の間際になると料金が大幅に下がるケースもある。ネット系の独壇場だった、
こうした予約サービスが広がることで、旅行者の利便性や割安感が高まりそうだ。
■取扱い2倍
近畿日本ツーリスト(以下KNT)は1月、宿泊予約サイト
「ステイプラス」を新たに開設した。対象の宿泊施設は、高級
旅館・ホテル、ビジネスホテル、ペンション、民宿、ウイークリー
マンションなど幅広い。
KNTが従来、宿泊クーポン券で取り扱っていた宿泊施設は
約4000軒。新サイトでは、この2倍の約8000軒を掲載して
おり、今年度内に約1万軒に拡大させる予定だ。また、携帯
電話からの予約も近くできるようにする。初年度の売上は40億円を目指す。
阪急交通社は昨年11月、宿泊予約サイト「The お宿」を刷新。従来の同社コールセンターを通す
方法は残しつつ、顧客が直接、予約を行える機能を加えた。今年度内に約2000軒をそろえ、利用者数は
今年度末までに約8万人、19年度に60万人を目指す。
最大手のJTBも、宿泊予約サイト「るるぶトラベル」を今年3月に新設する計画。一方、日本旅行は
他社に先駆け、平成12年からサービスを行っている。
■売り手にメリット
各社の新予約サイトは「場貸し」と呼ばれる。旅行会社が、宿泊情報を掲載するサイトを施設側に
提供し、料金やプランの設定を任せる代わりに、宿泊施設から徴収する手数料率をパンフレットなどで
販売する通常商品の半分程度の5~10%程度に抑えている。このため、宿泊施設は安くなった
手数料(サイト利用料)分を宿泊料金にはね返らせることもできる。
また、通常商品の場合、旅行会社は客室が一定期間までに売れ残った場合、原則として宿泊施設に
返却。手数料も高く、かつ売れ残れば、売り上げはゼロになる恐れもあり、宿泊施設にとってはリスクが
高い。
しかし、旅行各社の新しい予約システムを使えば、直前まで客室の販売が可能となる。つまり、売れ残るよりは、格安で販売した方がいいというわけだ。楽天トラベルなどのサイトで客室を直販するシステムが
すでに一般化しているのは、こうした理由がある。
「場貸しなら、少しでも手数料を受け取る可能性が広がる」とJTB。KNTも「返却していたことに
より、ネット系に流れていた客室をつなぎ止めることができる」という。
■ネット系と差別化
日本旅行業協会のまとめによると、旅行商品の販売額全体に占めるネット販売額の割合は9年の
0.07%から17年は3.18%に拡大している。楽天トラベルの国内登録施設数は2万軒を超える。
調査会社・インフォプラントの一昨年8月の調査では、「オンラインで旅行予約をした経験のある人」は49.8%で、オンラインで旅行予約をしたことのない層の58.3%も「iモードで予約をしてみたい」と
いう意向があるという。
ただ、利用者にとっては利点ばかりとはいえない。こうした予約サービスの普及により、同じ旅行会社が同じ客室を扱っても、複数の宿泊価格が存在することになるからだ。よく比べてみると、「朝食付き・
なし」などプランに差があるケースがほとんど。「できるだけお得に泊まりたい」という向きには、
予約前に比較するための時間と労力が必要といえる。
旅行各社もまた、複数の料金体系を持つことになるほか、価格崩壊のリスクを背負うことにもなり、
“自己矛盾”も抱える。近ツーの商品担当者は「場貸しは顧客の需要が高く、避けては通れない
サービス。今後はネット系との差別化をより図るため、これまで以上に従来のパックツアー商品に魅力的な企画が求められる」と話している。(2/9 産経新聞・頼永博朗記者)
KNTの「ステイプラス」は開設が先月23日と、楽天の「プラチナコレクション」開設日と同じだった為か、新聞等での露出が少なかった。
KNT eビジネスカンパニー・野中雅彦本部長は、観光経済新聞社の取材に対し、「当社提供客室も
転用できるのが特徴。仕入客室の稼働率アップにも貢献できると考えている。KNTの宿泊商品も
同時に検索できる機能が整備されており、ユーザーの選択肢も広がる」としているが、手数料は8%
(阪急交通社は5%)。この点を宿泊施設がどう捉えるかがネックである。
これ以外にも、昨年11月「トクー!」を運営するクーコムが、原価販売と直前空室販売を展開する
「タビータ倶楽部&リゾーツ」を開設。また、高級宿泊施設予約サイト「一休.com」を運営する一休が、
今月、東京証券取引所第一部に上場。「ザ・リッツ・カールトン東京」や「ペニンシュラ東京」など07年に
開業する高級外資ホテルといち早く契約。予約できる施設の内容で、競合する他の予約サイトとの違いを打ち出す。
激戦区となった「宿泊予約サイト市場」から目が離せない。
料金は宿泊施設側が自由に設定し、直接販売するのが特徴だ。顧客は24時間いつでも予約を
入れることが可能で、宿泊日の間際になると料金が大幅に下がるケースもある。ネット系の独壇場だった、
こうした予約サービスが広がることで、旅行者の利便性や割安感が高まりそうだ。
■取扱い2倍
近畿日本ツーリスト(以下KNT)は1月、宿泊予約サイト「ステイプラス」を新たに開設した。対象の宿泊施設は、高級
旅館・ホテル、ビジネスホテル、ペンション、民宿、ウイークリー
マンションなど幅広い。
KNTが従来、宿泊クーポン券で取り扱っていた宿泊施設は
約4000軒。新サイトでは、この2倍の約8000軒を掲載して
おり、今年度内に約1万軒に拡大させる予定だ。また、携帯
電話からの予約も近くできるようにする。初年度の売上は40億円を目指す。
阪急交通社は昨年11月、宿泊予約サイト「The お宿」を刷新。従来の同社コールセンターを通す
方法は残しつつ、顧客が直接、予約を行える機能を加えた。今年度内に約2000軒をそろえ、利用者数は
今年度末までに約8万人、19年度に60万人を目指す。
最大手のJTBも、宿泊予約サイト「るるぶトラベル」を今年3月に新設する計画。一方、日本旅行は
他社に先駆け、平成12年からサービスを行っている。
■売り手にメリット
各社の新予約サイトは「場貸し」と呼ばれる。旅行会社が、宿泊情報を掲載するサイトを施設側に
提供し、料金やプランの設定を任せる代わりに、宿泊施設から徴収する手数料率をパンフレットなどで
販売する通常商品の半分程度の5~10%程度に抑えている。このため、宿泊施設は安くなった
手数料(サイト利用料)分を宿泊料金にはね返らせることもできる。
また、通常商品の場合、旅行会社は客室が一定期間までに売れ残った場合、原則として宿泊施設に
返却。手数料も高く、かつ売れ残れば、売り上げはゼロになる恐れもあり、宿泊施設にとってはリスクが
高い。
しかし、旅行各社の新しい予約システムを使えば、直前まで客室の販売が可能となる。つまり、売れ残るよりは、格安で販売した方がいいというわけだ。楽天トラベルなどのサイトで客室を直販するシステムが
すでに一般化しているのは、こうした理由がある。
「場貸しなら、少しでも手数料を受け取る可能性が広がる」とJTB。KNTも「返却していたことに
より、ネット系に流れていた客室をつなぎ止めることができる」という。
■ネット系と差別化
日本旅行業協会のまとめによると、旅行商品の販売額全体に占めるネット販売額の割合は9年の
0.07%から17年は3.18%に拡大している。楽天トラベルの国内登録施設数は2万軒を超える。
調査会社・インフォプラントの一昨年8月の調査では、「オンラインで旅行予約をした経験のある人」は49.8%で、オンラインで旅行予約をしたことのない層の58.3%も「iモードで予約をしてみたい」と
いう意向があるという。
ただ、利用者にとっては利点ばかりとはいえない。こうした予約サービスの普及により、同じ旅行会社が同じ客室を扱っても、複数の宿泊価格が存在することになるからだ。よく比べてみると、「朝食付き・
なし」などプランに差があるケースがほとんど。「できるだけお得に泊まりたい」という向きには、
予約前に比較するための時間と労力が必要といえる。
旅行各社もまた、複数の料金体系を持つことになるほか、価格崩壊のリスクを背負うことにもなり、
“自己矛盾”も抱える。近ツーの商品担当者は「場貸しは顧客の需要が高く、避けては通れない
サービス。今後はネット系との差別化をより図るため、これまで以上に従来のパックツアー商品に魅力的な企画が求められる」と話している。(2/9 産経新聞・頼永博朗記者)
KNTの「ステイプラス」は開設が先月23日と、楽天の「プラチナコレクション」開設日と同じだった為か、新聞等での露出が少なかった。
KNT eビジネスカンパニー・野中雅彦本部長は、観光経済新聞社の取材に対し、「当社提供客室も
転用できるのが特徴。仕入客室の稼働率アップにも貢献できると考えている。KNTの宿泊商品も
同時に検索できる機能が整備されており、ユーザーの選択肢も広がる」としているが、手数料は8%
(阪急交通社は5%)。この点を宿泊施設がどう捉えるかがネックである。
これ以外にも、昨年11月「トクー!」を運営するクーコムが、原価販売と直前空室販売を展開する
「タビータ倶楽部&リゾーツ」を開設。また、高級宿泊施設予約サイト「一休.com」を運営する一休が、
今月、東京証券取引所第一部に上場。「ザ・リッツ・カールトン東京」や「ペニンシュラ東京」など07年に
開業する高級外資ホテルといち早く契約。予約できる施設の内容で、競合する他の予約サイトとの違いを打ち出す。
激戦区となった「宿泊予約サイト市場」から目が離せない。
『墨攻』、「墨家十論」。
2007年02月11日/ ◎コンシェルジュ『J』の雑記雑感
墨者の革離が、巷淹中率いる趙の侵攻を受けた梁に単身乗り込み、大軍を相手に、梁城の民をまとめあげ、趙軍を相手に奮戦するストーリー・映画「墨攻」を見てきた。
墨家は、中国戦国時代に墨子によって興った博愛主義を説いた
思想家集団。儒家と並び隆盛するも、秦の中国統一の後、歴史上から
忽然と消えた。
「墨家十論」は、「兼愛」(全ての人を公平に隔たり無く愛すること)、「非攻」(他国への侵攻の否定)、「尚賢」(貴賎を問わず賢者を
登用すること)、「尚同」(賢者の考えに天子から庶民まで全ての者が
従えば、価値基準を1つにして社会の秩序を守られ、社会が繁栄すること)、「節用」(無駄をなくし、
物事に費やす金銭を節約すること)、「節葬」(葬礼を簡素にし、祭礼にかかる浪費を防ぐこと)、「非命」
(宿命論を否定し、人は努力して働けば自分や社会の運命を変えられる)、「非楽」(人々を悦楽に
ふけらせ、労働から遠ざける舞楽の否定)、「天志」(天の意思は人々が正義をなすことだとし、天意に
そむく憎み合いや争いを抑制すること)、「明鬼」(善悪に応じて人々に賞罰を与える鬼神の存在を主張し、
争いなど悪い行いを抑制すること)。
特に「非攻」「非命」「兼愛」などは、生きていく上で考えさせられる深い思想だ。
革離、弓隊隊長・子団、趙の巷淹中、若き王の息子・梁適。それぞれの信念の貫く姿がカッコよすぎ!
革離に熱いも想いを寄せる、逸悦も美しい!
最近、生き方に迷うと中国史に触れる(引きこもる)。
北方謙三の『水滸伝』、『楊家将』も男の生き方に感じるところが多々ある。
エアトランセ、南の離島路線に活路を見出す。
2007年02月10日/ エアトランセ
「負けるな、エアトランセ。」(1/13)で、新千歳~函館、新千歳~女満別便の運休を書いた。通常
記事の約8倍ものアクセスに驚いたとともに、1度もお会いしたことがない江村林香社長ご本人から、
「応援のブログ有難うございます。ここが一番のふんばり時。頑張ります!!今後とも応援宜しくお願いします。」
というメールが届いて、びっくりし、うれしかったが、日本初の女性航空会社社長として、低迷する北海道の
コミュータ航空会社の経営は、相当なご苦労なことと改めて推察した。
2月6日と8日、現在運航している函館~女満別、函館~とかち帯広の2路線の定期便の運休(3月
中旬)が北海道新聞で報じられた。2路線の平均搭乗率(1月)は、とかち帯広線47%、女満別線38%
と伸び悩んでおり、定期便の継続は困難と判断。定期便の存続に含みを残し、毎日の運航を前提に、
チャーター運航し、整備士も搭乗させ、到着地で作業するなどでコストを削減。また、運休中の新千歳
路線は4月に完全廃止。運航整備基地の撤収でコストを削減する。現在60人いる正社員を40人
程度に削減する。
(※ちなみに江村社長は、北海道新聞の記事に対して「北海道新聞一面にうちの会社の撤退記事が
出ていた。そんなこと一言も言っていなし、そうでない話もしたのに、どうしてもあの会社は
うちの会社を撤退して欲しいようだ。あの記事でお客様がさらに減って本当に撤退になったら、
どうなるんだろう、、、。」と自身のブログで書いている。
一方、3月にも那覇~沖永良部島(鹿児島
または不定期路線の就航を検討している。(2/9 沖縄タイムス)
先日、業績低迷が続くJALが、過去最大規模の不採算の地方10路線の4月以降の廃止などの
赤字脱却へなりふり構わない「再生中期プラン」を発表した。いろんな背景はあるだろうが、地方の観光や
ビジネスにとって、直行便がなくなる影響は非常に大きく、空港会社なども打撃を受ける。
そんな中、エアトランセは住民のニーズもあると考え、北の大地から南の離島路線に活路を
見出そうとしている。
最近富に感じるが、人間はいいときばかりじゃなく、かなりの忍耐を要したり、撤退を余儀なく
されることがある。今の自分にも言えることだが、マイナスな状態のときにいかに感じ、それを
どう捉えて行動するかという繰り返しなんだろう、と。
エアトランセの状態は、今の自分にも重なる部分がある。自分も負けたくないから、エアトランセにも
負けてほしくない。
世界で約440機しかなく、日本で唯一エアトランセが所有する「ビーチクラフト1900D型機」が南の大地に降り立ったとき、地域の人に歓迎され、愛されることを願ってやまない。
小樽の観光振興。
2007年02月04日/ ◎地域観光振興コンシェルジュ
大型商業施設「マイカル小樽」(現ウイングベイ小樽)がオープンした99年度をピークに大幅な減少を
続けていた小樽市の観光客の入り込み数が回復傾向にある。05年度の入り込みは前年度比
2万人増の756万人。世界遺産に指定された知床地域や人気の旭山動物園のある旭川市などを除き、
北海道内各地の観光客数が減る中、かなりの健闘と言える。下げ止まりの秘密は冬の観光客を
増やそうと、市民らが知恵を出し合って生まれた「仕掛け」にある。
地図はこちら
■市民が主体的に
小樽市色内の市役所分庁舎に昨年12月以降、市民
ボランティアが常時20人集まり、ガラスの浮き球に縄を
掛けたり、キャンドルを入れるろう製の器を作ったりしている。
小樽運河などをメーン会場に市内30カ所以上で約15万本の
キャンドルを街にともす第9回「小樽雪あかりの路」(2月9日
~18日)で観光客をもてなすためだ。
イベントは99年、市内の事業者らで作る「小樽観光誘致
促進協議会」(会員79団体)が冬場の観光客誘致を狙って
始めた。仕掛け人の一人の山口保さん(59)は「昔、北欧で見た雪上にともしたろうそくがすごく
幻想的だった。これは小樽にぴったりだなと。単なるイベントではなく、今や小樽の冬の文化に
なりつつある」と語る。期間中は延べ約1600人のボランティアが雪中にろうそくを立てたり、会場を
巡回して点火をする。
イベントに参加したボランティア約20人が集まり、01年に「小樽おもてなしボランティアの会」が発足。土日を中心に運河周辺を歩き、観光客に無料で建物の由来やゆかりの人物の紹介なども行っており、
小樽観光振興に一役買っている。
■目玉なくても
小樽の観光客は現在の運河沿いの散策路が整備された86年以降、年10%前後のペースで増加。
86年度に273万人だった入り込み数は98年度に665万人にまで膨らんだ。99年度には築港地区に
マイカルがオープンし、一挙に972万人に増加した。しかし、その後はマイカル効果も薄れて漸減し、
04年度は754万人まで落ち込んだ。
一方、05年度の「小樽雪あかりの路」の入り込み数は前年度4万4000人増の50万5000人。
同年度の小樽市の入り込み数は増加に転じており、「雪あかりの路」効果が数字の上でも読み取れる。
市観光振興室の長瀬幸一室長は「気候のいい夏場は北海道全体として人が集まるため、
安定的に人が来る。冬場はスキー客も減少傾向にあり、客足が遠のいていた。雪あかりの路は
これといった目玉はないが、工夫次第で観光客は来てくれることを証明した」と話す。
■中心街に足運ばず
市の調査によると、小樽に来る観光客の目的は「運河と歴史景観」「食べ物」「ガラス・オルゴール」が62・3%を占める。これらは運河周辺の南北約1キロの一帯に集中しており、約500メートル西側に
位置する中心市街地の商店街に足を運ぶ観光客は少ない。運河近くで13年前からアイスクリーム店を
経営する今野巳樹彦さん(53)は「商店街の人たちも巻き込んでアイデアを出し合っていかないと、
運河だけでは限界がある」と連携の必要性を強調する。
明治時代から市中心部で営業する染物店の6代目、伊藤一郎さん(62)は「JR小樽駅は商店街側にある。観光客のJR利用が増えれば、商店街を通って運河まで行くことになる。歩いて楽しい
コースをこちらから提案しないといけない」と話す。伊藤さんは地元の歴史を調べ、石川啄木や石原
裕次郎などゆかりのある人物の写真や手書きのエピソードを加えた地図作製などを行っており、
「小樽には埋もれているものが多すぎる。商店街のメリットとなるような新しい名物を
掘り起こさないとだめだ」と訴える。
■知床・旭川は好調、広がる地域格差
道観光のくにづくり推進局の調査によると、道内全体の観光客は毎年1億4000万人前後と
なっている。世界自然遺産に登録された知床(斜里町、羅臼町)は05年度、約244万人(前年度比約
16万人増)が訪れた。旭山動物園ブームに沸いた旭川市は約564万人(同約139万人増)。06年度
上期(4~9月)は既に04年度の総数を上回る約436万人と、勢いは止まりそうにない。
一方、道南の中核都市・函館市。05年度は前年度比約22万人減の約484万人となり、観光客数
全道3位の座を旭川に明け渡した。06年4月に新五稜郭タワーがオープンした影響で、06年度
上期は約4万5000人増と持ち直したものの起爆剤とはなっていない。
同局は「インターネットで情報収集や宿泊予約ができ、団体旅行に参加する必要がなくなって
きているのも、地域格差が広がる要因の一つ」とみている。(1/28 毎日新聞 和田浩幸記者)
『小樽雪あかりの路』は、「市役所職員が手作りで始めたイベントが北海道の冬の風物詩にまで
成長。景観保存から通年観光への努力と継続性、市民ボランティアと観光客との交流、外国人
ボランティアの参加など官民をあげてますます拡大している」と高く評価され、地域固有の魅力を
創出し、活性化に長年取り組む組織・団体の事例に贈られる第2回「JTB交流文化賞」最優秀賞に
選ばれた。
先日、とあるホテルグループのマーケティング担当者と何がホテルブランディングに必要なのかと
いった際、「○○だけじゃない!○○ホテルグループ!」的なマインド・アイデンディティは
シンプルなんだけどすごい重要なファクターだ、という話になった。勿論、地域観光振興にも言える。
カトリーヌちゃんの「だけじゃない!テイジン」。
「運河だけじゃない!」魅力を新たに見事に創出した小樽。
「行政が考える、稚拙な観光振興策」として群馬県伊勢崎市の大観覧車建設計画を書いたが、
「ハコモノ」がなくても、ちゃんと観光振興を図ることができるってことを、小樽市は
証明してくれている。
続けていた小樽市の観光客の入り込み数が回復傾向にある。05年度の入り込みは前年度比
2万人増の756万人。世界遺産に指定された知床地域や人気の旭山動物園のある旭川市などを除き、
北海道内各地の観光客数が減る中、かなりの健闘と言える。下げ止まりの秘密は冬の観光客を
増やそうと、市民らが知恵を出し合って生まれた「仕掛け」にある。
■市民が主体的に
小樽市色内の市役所分庁舎に昨年12月以降、市民ボランティアが常時20人集まり、ガラスの浮き球に縄を
掛けたり、キャンドルを入れるろう製の器を作ったりしている。
小樽運河などをメーン会場に市内30カ所以上で約15万本の
キャンドルを街にともす第9回「小樽雪あかりの路」(2月9日
~18日)で観光客をもてなすためだ。
イベントは99年、市内の事業者らで作る「小樽観光誘致
促進協議会」(会員79団体)が冬場の観光客誘致を狙って
始めた。仕掛け人の一人の山口保さん(59)は「昔、北欧で見た雪上にともしたろうそくがすごく
幻想的だった。これは小樽にぴったりだなと。単なるイベントではなく、今や小樽の冬の文化に
なりつつある」と語る。期間中は延べ約1600人のボランティアが雪中にろうそくを立てたり、会場を
巡回して点火をする。
イベントに参加したボランティア約20人が集まり、01年に「小樽おもてなしボランティアの会」が発足。土日を中心に運河周辺を歩き、観光客に無料で建物の由来やゆかりの人物の紹介なども行っており、
小樽観光振興に一役買っている。
■目玉なくても
小樽の観光客は現在の運河沿いの散策路が整備された86年以降、年10%前後のペースで増加。
86年度に273万人だった入り込み数は98年度に665万人にまで膨らんだ。99年度には築港地区に
マイカルがオープンし、一挙に972万人に増加した。しかし、その後はマイカル効果も薄れて漸減し、
04年度は754万人まで落ち込んだ。
一方、05年度の「小樽雪あかりの路」の入り込み数は前年度4万4000人増の50万5000人。
同年度の小樽市の入り込み数は増加に転じており、「雪あかりの路」効果が数字の上でも読み取れる。
市観光振興室の長瀬幸一室長は「気候のいい夏場は北海道全体として人が集まるため、
安定的に人が来る。冬場はスキー客も減少傾向にあり、客足が遠のいていた。雪あかりの路は
これといった目玉はないが、工夫次第で観光客は来てくれることを証明した」と話す。
■中心街に足運ばず
市の調査によると、小樽に来る観光客の目的は「運河と歴史景観」「食べ物」「ガラス・オルゴール」が62・3%を占める。これらは運河周辺の南北約1キロの一帯に集中しており、約500メートル西側に
位置する中心市街地の商店街に足を運ぶ観光客は少ない。運河近くで13年前からアイスクリーム店を
経営する今野巳樹彦さん(53)は「商店街の人たちも巻き込んでアイデアを出し合っていかないと、
運河だけでは限界がある」と連携の必要性を強調する。
明治時代から市中心部で営業する染物店の6代目、伊藤一郎さん(62)は「JR小樽駅は商店街側にある。観光客のJR利用が増えれば、商店街を通って運河まで行くことになる。歩いて楽しい
コースをこちらから提案しないといけない」と話す。伊藤さんは地元の歴史を調べ、石川啄木や石原
裕次郎などゆかりのある人物の写真や手書きのエピソードを加えた地図作製などを行っており、
「小樽には埋もれているものが多すぎる。商店街のメリットとなるような新しい名物を
掘り起こさないとだめだ」と訴える。
■知床・旭川は好調、広がる地域格差
道観光のくにづくり推進局の調査によると、道内全体の観光客は毎年1億4000万人前後と
なっている。世界自然遺産に登録された知床(斜里町、羅臼町)は05年度、約244万人(前年度比約
16万人増)が訪れた。旭山動物園ブームに沸いた旭川市は約564万人(同約139万人増)。06年度
上期(4~9月)は既に04年度の総数を上回る約436万人と、勢いは止まりそうにない。
一方、道南の中核都市・函館市。05年度は前年度比約22万人減の約484万人となり、観光客数
全道3位の座を旭川に明け渡した。06年4月に新五稜郭タワーがオープンした影響で、06年度
上期は約4万5000人増と持ち直したものの起爆剤とはなっていない。
同局は「インターネットで情報収集や宿泊予約ができ、団体旅行に参加する必要がなくなって
きているのも、地域格差が広がる要因の一つ」とみている。(1/28 毎日新聞 和田浩幸記者)
『小樽雪あかりの路』は、「市役所職員が手作りで始めたイベントが北海道の冬の風物詩にまで
成長。景観保存から通年観光への努力と継続性、市民ボランティアと観光客との交流、外国人
ボランティアの参加など官民をあげてますます拡大している」と高く評価され、地域固有の魅力を
創出し、活性化に長年取り組む組織・団体の事例に贈られる第2回「JTB交流文化賞」最優秀賞に
選ばれた。
先日、とあるホテルグループのマーケティング担当者と何がホテルブランディングに必要なのかと
いった際、「○○だけじゃない!○○ホテルグループ!」的なマインド・アイデンディティは
シンプルなんだけどすごい重要なファクターだ、という話になった。勿論、地域観光振興にも言える。
カトリーヌちゃんの「だけじゃない!テイジン」。
「運河だけじゃない!」魅力を新たに見事に創出した小樽。
「行政が考える、稚拙な観光振興策」として群馬県伊勢崎市の大観覧車建設計画を書いたが、
「ハコモノ」がなくても、ちゃんと観光振興を図ることができるってことを、小樽市は
証明してくれている。

