効果・効能を打ち出した旅行商品。

2007年03月20日/ ヘルスツーリズム関連

 3/19の産経新聞『「脳トレ旅行」も…癒しと“効能”ツアー』の記事。
 
 花粉症対策や老化防止、温浴効果をうたったプチ湯治など、効果・効能を押し出した旅行商品が
注目を集めている
JTBは、健康増進専門機関「ヘルスツーリズム研究所」を05年11月に設立し、
ツアーの開発を進めているほか、他の旅行会社でも同様の旅行商品を発売。健康に関心の高い
団塊層に加え、若い女性客の取り込みに力を入れている

効果・効能を打ち出した旅行商品。 JTBでは1月、「横濱の休日 2泊3日メディカルデトックス『素肌
美人計画』アンチエイジングケア」
を発売。「テルムマラン ヨコハマ
ベイ」
横浜ベイクォーター内)でタラソテピー90分間や、美容皮膚科の
専門ドクターによる美肌検診などをセットにした旅行商品で、価格は7万円
と少々高いが、「問い合わせも多く、申し込みもある」(JTB広報室)。

 また、同社は、ヘルスツーリズム研究所が諏訪東京理科大学篠原菊紀教授などと連携して開発した「蓼科高原脳トレツアー」も売り出している。これは自然を満喫しながらトレッキングなどの体験を
通じて脳を鍛えていく、実証データに基づいたツアー
で脳年齢の若返りを目指す。旅行前後の脳年齢
診断などを組み込んでおり、昨春の発売以来、すでに1000人あまりが参加したヒット商品

 このほか、JTBでは、花粉症などのアレルギーに悩む方を対象に、花粉の少ない北海道や沖縄への
「スギ花粉リトリートツアー」
も発売。スギ花粉の後に飛散が本格化するヒノキ花粉に悩む人を対象に
した新たなツアーも4月に売り出すことを検討している。

 一方、日本旅行は、女性がターゲットの「健康」をキーワードにした「からだにやさしい旅」シリーズを
強化。病院の協力を得て、老化度を判定するアンチエイジングドック付の旅行商品「私のからだ・・・
みつめて エイジングドック体験」
を発売。3泊4日で14万円と通常のツアーに比べてかなり割高だが、
すでに数十人が参加しているという。さらに2月には、久保田医院(盛岡市)と提携し、リゾートホテルに
泊まりながら診断が受けられるツアー「アンチエイジングの旅 in 安比高原」も投入。3月末から4月
上旬の期間限定で、1日あたり4人が定員。こちらも2泊3日で7万9800円~9万9800円と通常のツアー
より高いが、すでに問い合わせが寄せられているという。

 このほか、阪急交通社では長期滞在が必要な本格的な湯治は難しいが、湯治効果が体感できる温泉
ニーズに対応した「プチ湯治」ツアーを発売。看護師が常駐する玉川温泉(秋田県)などで、3日から
最長11日間のコースを展開している。「利用者は60代が中心だが、20~30代の女性も参加して
いる。最近では繰り返し参加するリピーターも増えている」
(広報部)という。

 こうしたツアーが注目を集める背景は、旅行需要の多様化に伴い、旅による癒しやリラクゼーションに
加え、より本格的な“効能”を求める利用者が増えているため財団法人日本交通公社の平成17年
調査では「ヘルスケアを目的としたツアーに参加したい」と答えた層が20~40代では4割以上に
のぼっており、若年層の注目も高まっている


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Posted by コンシェルジュ『J』 at 22:40│Comments(0)
 
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