コンシェルジュ『J』のマーケティングブログ
ダイナミックパッケージ、温泉津温泉。
コンシェルジュ『J』
2006年11月04日 17:18
『日経トレンディ』12月号
に
「07年ヒット予測ランキング」
が掲載されている。
旅行関連では、
6位「ダイナミックパッケージ」、18位「リッツ、ペニンシュラ」、
20位「温泉津温泉」
がランクインしている。
6位
の
「ダイナミックパッケージ」
は、
ネットで個人が宿泊施設と航空機の
座席を自由に組み合わせて、旅行パッケージを作ることができるサービス
。
ヒットの理由を、
●パッケージ価格の割安感がある ●自作のわがまま旅行商品ができる
●ビジネスホテルもパッケージ価格で
としている。
・近畿日本ツーリストは参入を検討。ヤフーも他社と提携する形で参入に前向き
・JTBはすでにJR東日本などと連携。楽天トラベル「ANA楽パック」にも鉄道が加わり、組み合わせる
旅行素材(鉄道、レンタカー、各種チケット)が増える
・利用者が作る旅行パッケージの種類が激増。旅行体験をネットで他人に公開。旅行者間の交流が
活発になる
、としている。
20位
の
「温泉津温泉」
(
島根県大田市
)は、
「ゆのつ」
と読み、
07年7月に
世界遺産登録予定
されている
「石見銀山」
の鉱山遺跡に最も近い温泉街で、
温泉津自体も、銀山地区への物資搬出街として、
日本初の世界遺産に
登録された温泉街
になる可能性がある。
温泉津温泉の魅力は、民家のほとんどが瓦葺きの木造家屋で、築100年を超える旅館も多い
古風な
景観
(
温泉街として初めて国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定
)と、開湯1300年以上の
歴史、大狸が入浴しているところを発見したという伝説、そして
古くからその効能の高さ
が知られて
いるが、
「デザイナーズ旅館に飽き、昔ながらの素朴な温泉地に泊まりたいという最近のニーズに
ピタリと当てはまる」
(ツーリズム・マーケティング研究所・井門隆夫氏)。
“スピリチュアルの次”があり、ブームとなる可能性が高い
、としている。
地図はこちら
『ニッポン旅×旅ショー』(よみうりテレビ) 「2006年秋 ブレイク予感の温泉を旅したい!」
(2006/10/19放送)
『若女将のブログ。~島根県温泉津温泉・老舗旅館「吉田屋」を元気に継承しています』
http://blog.goo.ne.jp/lets_yoshidaya/
また、同誌には
「06年ヒット商品ベスト30」
も掲載。
①ニンテンドーDS Lite&鍛脳ゲーム ②軽自動車 ③資生堂 TSUBAKI ④mixi
⑤W‐ZERO3 ⑥植物性乳酸菌 ラブレ ⑦EOS Kiss Digital ⑧ダ・ヴィンチ・コード
⑨ルックきれいのミスト ⑩男前豆腐店
・・・
ちなみに
昨年の同時期掲載されていた「06年ヒット予測ランキング」
では、
①子供向け体験型パーク ②ケータイ番号ポータビリティ ③次世代ゲーム機
④白金ナノコロイド ⑤コンビニフィットネス ⑥37型フルHD液晶テレビ ⑦超本格チルド総菜
⑧ポッドキャスティング ⑨表参道ヒルズ ⑩鼻すっきりアロマ
・・・
・・・。「勝ち馬」同様、「ヒット」も「予測」がなかなか難しい。
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