松本市の「転居はがき」観光振興策。
1日の
信濃毎日新聞に、長野県
松本市(
地図はこちら)の面白い観光振興策が掲載されている。
毎年、市外から約1万2000人(5000世帯)が転入する
新市民に
誘客の一翼を担ってもらおうと、
市内の観光地の写真を印刷した
「転居はがき」を10枚ずつ
無料で配布する事業を開始。はがきを
知人に送ってもらうことで
松本をPRし、観光客の増加につなげる
狙い。観光関係の会社から広告を募ってはがきに載せ、広告代を
印刷費に充てる。
はがきは両面カラーで、表に
「信州松本に転居しました」とあり、新住所を書くスペースを設けた。
裏面は、朝もやの
松本城や北アルプス・
涸沢の紅葉など32種類を用意。1年ほど前、観光宣伝用に
一般から購入した写真を使う。転入世帯に、絵柄の違うはがき10枚を1セットにして配る。
広告代で印刷費などの経費のほぼ全額を賄うのは市の事業で初めてといい、
松本市観光
温泉課は
「厳しい財政の中、ほぼゼロ予算で事業化できる」としている。
表面の下部の縦2センチ、横9センチが1社分の広告枠。旅館やホテル、土産物店など
松本観光協会に
加盟する会社や団体に限定し、先着順で32口を募集する。広告代は1口3万円で、はがき2000枚分。
契約先にはがき各400枚を提供。
観光温泉課・小穴定利課長は
「転入者、観光関連の業者、市の3者がいずれも得をする事業。
松本の観光宣伝にうまくつなげたい」と話す。
転入の5000世帯×10枚=少なくとも
5万人が、差出人の転居先である
美しい写真の松本市を
知ることとなる。確かに
お金のかからない、でも
ありそうでなかった見事な観光振興策!
私もこうして思わずブログで松本市を宣伝してしまった・・・。
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