「アメブロ」と「ココログ」の明暗。
6日、
Yahoo!Internet Guide(YIG)が主催するオンラインイベント
「Web of the Year 2006」の授賞式が六本木ベルファーレで行われ、
今年から新設された
「ブログサービス部門」で、
サイバーエージェントが運営する
「アメブロ」が
部門賞を受賞した。
ブログクチコミサーチ
「Kizasi」でも、
「ブログサービス部門」というワードは上位につけており、
「アメブロ」利用者だけでなく、他のブログサービス利用者からも受賞に関する
好意的なコメントの
記述が多く目立つ。
一方、授賞式の最中も含め、5日から7日の
53時間にわたって、
バージョンアップやデータベース分散化を目的としたメンテナンス中に、
レスポンスが悪化する現象が発生し、結局
メンテナンス前の状態に戻してサービスを再開した
ニフティ運営の
「ココログ」。
『「ココログ」53時間メンテ中に問題発生、元に戻して再開』(12/7 ITmedia News)
元々、同ブログはレスポンスが悪化する問題が頻発し、今回の大々的なメンテナンスを行った
のだが・・・。当然ながら、サービス再開後、多くのブロガーによる、しかも自社サービス上に
このメンテ中の問題発生についての、
批判的なコメントの記述が目立つ。
しかも、悲しいかな本日7日は、ニフティの
東証第二部上場の日。
初日の終値は公開価格を
下回り、
まさに泣きっ面に蜂。
ユーザーからは
「使えて当たり前」という高い安定性も要求され、サービス提供側に対する
ユーザーの視線は厳しくなっている。「ココログ」の場合、一部課金制をとっているので尚、一層だ。
ネットのクチコミは、一歩間違えると、負の連鎖に発展する可能性があり、ネガティブ
スパイラルに陥る危険性をもつデメリットがあるが、まさに今回、ブログサービスの先駆者である
ニフティが、これに嵌ってしまった。
単に一ブログサービス事業者におきた現実だが、
こうした危険性は全てのサービス事業者に
可能性があると思ってこのニュースを読んで方がいいのかもしれない。
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