「アメブロ」と「ココログ」の明暗。

コンシェルジュ『J』

2006年12月07日 22:30

 6日、Yahoo!Internet Guide(YIG)が主催するオンラインイベント
「Web of the Year 2006」の授賞式が六本木ベルファーレで行われ、
今年から新設された「ブログサービス部門」で、サイバーエージェントが運営する「アメブロ」
部門賞を受賞した。
 ブログクチコミサーチ「Kizasi」でも、「ブログサービス部門」というワードは上位につけており、
「アメブロ」利用者だけでなく、他のブログサービス利用者からも受賞に関する好意的なコメントの
記述
が多く目立つ。

 一方、授賞式の最中も含め、5日から7日の53時間にわたって、
バージョンアップやデータベース分散化を目的としたメンテナンス中に、
レスポンスが悪化する現象が発生し、結局メンテナンス前の状態に戻してサービスを再開した
ニフティ運営の「ココログ」

『「ココログ」53時間メンテ中に問題発生、元に戻して再開』(12/7 ITmedia News)

 元々、同ブログはレスポンスが悪化する問題が頻発し、今回の大々的なメンテナンスを行った
のだが・・・。当然ながら、サービス再開後、多くのブロガーによる、しかも自社サービス上に
このメンテ中の問題発生についての、批判的なコメントの記述が目立つ。
 しかも、悲しいかな本日7日は、ニフティの東証第二部上場の日初日の終値は公開価格を
下回り
まさに泣きっ面に蜂

 ユーザーからは「使えて当たり前」という高い安定性も要求され、サービス提供側に対する
ユーザーの視線は厳しくなっている。「ココログ」の場合、一部課金制をとっているので尚、一層だ。
 ネットのクチコミは、一歩間違えると、負の連鎖に発展する可能性があり、ネガティブ
スパイラルに陥る危険性をもつデメリットがある
が、まさに今回、ブログサービスの先駆者である
ニフティが、これに嵌ってしまった
 単に一ブログサービス事業者におきた現実だが、こうした危険性は全てのサービス事業者に
可能性がある
と思ってこのニュースを読んで方がいいのかもしれない。

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