地元から愛されるということ。

2007年04月11日/ ◎地域観光振興コンシェルジュ

 11日の日経MJ『How to 商い』欄に、ブレインゲイト酒井光雄CEOの「地域活性化の
秘訣」
が掲載されている。

 市内にあったリゾートホテルが倒産し廃墟になることを恐れた静岡県御殿場市は、ハム・ソーセージ
メーカーとして知られる米久(本社・沼津市)の創業者・庄司清和氏に支援を要請する。1994年3月に
この地を「時之栖(ときのすみか)」という大規模リゾートとして再生する活動を始め、規制緩和で可能に
なった地ビール「御殿場高原ビール」も同時に誕生した。当時地ビールは全国で注目され数多くの
メーカーが誕生したが、現在その多くは経営が苦しい。そこの中でこの企業が成功しているのは、
設立時に県内企業70数社に出資を働きかけ、地元の人たちに愛されることを目指したから
地元から愛されるということ。 「時之栖」は、飲食はもとより宿泊施設温泉施設、国際サッカー
連盟(FIFA)公認のサッカー場もあり、年末には日本最大級を誇る
340mの「時之栖イルミネーション」も開催される。御殿場高原ビール
の利用者は、55%が県内、30%が神奈川、8%が東京という
構成比で、いかに地元の人たちに支持されているかが分かる。売上
規模約19億円
年間来場者数は65万人を超えるリゾートビジネスは商圏設定と顧客の利用
頻度
、そして顧客の利用単価を考えなければうまくいかない地元の人に愛されない施設が、
遠方から集客できるはずもない
。地域活性化の秘訣は、まさにこの点に集約できる。

■時之栖 地図はこちら


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Posted by コンシェルジュ『J』 at 22:48│Comments(0)
 
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