濱田さん一家の「dreamioのある生活」。
2007年03月08日/ ◎ブログマーケティングコンシェルジュ
7日の日経MJ『販促の方程式』に「ユーザーがCM出演」の記事。
映画館が1つしかない淡路島に暮らす濱田泰美さんは、自然に
恵まれ食べ物がおいしいこの島で、唯一の不満は映画など文化に
触れる機会が限られたことだ。ご主人が出不精で、結婚して20年
の間で映画館に連れて行ってくれたのは1回だけだった。「1つ
しかない映画館」と「出不精の主人」という2大課題を克服した
のが、エプソンのホームプロジェクター「dreamio」。
実際に映写された映像を見る機会があり、映像の鮮明さと高音質が気に入り、クリスマスプレゼントとして購入した。その後濱田さん一家では屋内はもとより、ニューシネマパラダイスよろしく、屋外シアターまで
楽しむようになった。あまりに楽しいので、泰美さんはブログでこの商品の良さを紹介していた。
それを偶然エプソンの社員が見つけ、実際のユーザーが登場して商品を紹介するテレビと
雑誌の広告が誕生する。
その後も濱田さん一家は小学校や公民館、フリーマーケットなどで自主的に上映会を催している。
商品を本当に気に入ってくれた時、顧客はメーカーから依頼されなくても友人や知人に推奨して
くれる。企業にとって、顧客が最強のサポータになることを教えてくれる好例だ。
(ブレインゲイト 酒井光雄)
このエピソードは、エプソンの「dreamio FAN SITE」にも掲載されている。
ビルコムが行った今年2月の調査で、企業がブロガーに宣伝のためお金を渡す行為について、
55%が「賛成」、44%が「反対」と答えた。
「企業のために書いた記事の報酬を受け取るのは当然」とする賛成意見を全否定するつもりは
ないが、企業からお金をもらって書いたブログの内容について、「たとえ友人や知人のブログで
あっても信用しない」という答えが63%と過半数を占めるなど、情報の受け手視点に立てば、反対
意見の大半を占めた「お金をもらってブログを書いたのか、本当に書き手が良いと思ったのか
分からず読者の混乱を招く」、「ブログ記事の信頼性を落とすことになる」、「企業が個人の情報を
コントロールすべきではない」というところが正しいのであり、企業はせこいことを考えず、真摯にCGM
と付き合わねばならないのだ。そういった意味で、濱田さん一家とエプソンの今回の「販促」は、
企業にとって理想的なCGMマーケティングだと思う。

恵まれ食べ物がおいしいこの島で、唯一の不満は映画など文化に
触れる機会が限られたことだ。ご主人が出不精で、結婚して20年
の間で映画館に連れて行ってくれたのは1回だけだった。「1つ
しかない映画館」と「出不精の主人」という2大課題を克服した
のが、エプソンのホームプロジェクター「dreamio」。
実際に映写された映像を見る機会があり、映像の鮮明さと高音質が気に入り、クリスマスプレゼントとして購入した。その後濱田さん一家では屋内はもとより、ニューシネマパラダイスよろしく、屋外シアターまで
楽しむようになった。あまりに楽しいので、泰美さんはブログでこの商品の良さを紹介していた。
それを偶然エプソンの社員が見つけ、実際のユーザーが登場して商品を紹介するテレビと
雑誌の広告が誕生する。
その後も濱田さん一家は小学校や公民館、フリーマーケットなどで自主的に上映会を催している。
商品を本当に気に入ってくれた時、顧客はメーカーから依頼されなくても友人や知人に推奨して
くれる。企業にとって、顧客が最強のサポータになることを教えてくれる好例だ。
(ブレインゲイト 酒井光雄)
このエピソードは、エプソンの「dreamio FAN SITE」にも掲載されている。
ビルコムが行った今年2月の調査で、企業がブロガーに宣伝のためお金を渡す行為について、
55%が「賛成」、44%が「反対」と答えた。
「企業のために書いた記事の報酬を受け取るのは当然」とする賛成意見を全否定するつもりは
ないが、企業からお金をもらって書いたブログの内容について、「たとえ友人や知人のブログで
あっても信用しない」という答えが63%と過半数を占めるなど、情報の受け手視点に立てば、反対
意見の大半を占めた「お金をもらってブログを書いたのか、本当に書き手が良いと思ったのか
分からず読者の混乱を招く」、「ブログ記事の信頼性を落とすことになる」、「企業が個人の情報を
コントロールすべきではない」というところが正しいのであり、企業はせこいことを考えず、真摯にCGM
と付き合わねばならないのだ。そういった意味で、濱田さん一家とエプソンの今回の「販促」は、
企業にとって理想的なCGMマーケティングだと思う。
Posted by コンシェルジュ『J』 at 22:22│Comments(0)